Luz do sol *アヴェ・マリア

ルース・ド・ソル第3作目

ギターと声 そしてピアノ
一瞬一瞬の時を積み重ね デュオは第3章を綴られた
音楽は 深く
聴く人の心に そっと近づき、寄り添う
ジョビン、ブラジルの古い名曲と、5つのオリジナルによる静かな物語。

【7th】2015年12月11日 発売
渋谷毅【Takeshi Shibuya】平田王子【Kimiko Hirata】DUO
JAN:458-0-3181-9005-2
soramame record SMME-1508 ¥2,400 (+税)
販売:キングインターナショナル

Musicians

渋谷 毅(piano)

渋谷 毅ブログ http://blog.4carco.net/

平田王子(vocal, guitar)

平田王子ホームページ https://kimikohirata.com/

Recording

2015年6月 at Music inn 山中湖

Songs

01. エストラーダ・ブランカ(白い道)
Estrada branca
Music:Antonio Carlos Jobim/Lyrics:Vinícius de Moraes
02. エザウタサォン
Exaltação
Music:Music:平田王子/Lyrics:岡田郁香マリア
03. モーホのアヴェ・マリア
Ave Maria no morro
Herivelto Martins
04. エスペランサ・ペルヂーダ
Esperança perdida
Music:Antonio Carlos Jobim/Lyrics:Billy Branco
05. ミミはどこ?
Cadê Mimi
Music:João de Barro/Lyrics:Alberto Ribeiro
06. 人生のバトゥカーダ
Na batucada da vida
Music:Ary Barroso/Lyrics:Luiz Peixoto
07. 彼方へ
Até lá longe
Music:渋谷毅/Lyrics:平田王子
08. ア・フェリシダージ
A felicidade
Music:Antonio Carlos Jobim/Lyrics:Vinícius de Moraes
09. 山の神様と幸せな一日
Diva montanha e um dia feliz
平田王子
10. ノート
Note
平田王子
11. アロハ・アク,アロハ・マイ
Aloha aku, aloha mai
Michael Lanakila Casupang/Keo Woolford
12. アマドコロ摘んだ春
Amadokoro tsunda haru
西尾賢

作品紹介

2011年リリース『太陽の光』、2013年『緑の森』に続く、平田王子・渋谷毅のデュオ・ユニット“ルース・ド・ソル”の第三作が完成しました。全国各地で、多くのライブも行ってきた二人。時とともに口づてにじわじわとファンを増やし、第一作『太陽の光』は今や完売。『緑の森』以来のファンも多く、待望の新作といえましょう。

そんな新作は、 “不変の音楽空間!” その世界観は、不変でありつつも深みをたたえ、冒頭一曲目からあふれ出すものがあります。今回も作品は、アントニオ・カルロス・ジョビンの曲で幕開けしますが、アコースティック・ギターとピアノの柔らかく、優しい響きに、憂いも混じったヴォーカルが重なるとき、甘美で切なさが混じり合った“サウダージ”の感覚が溢れ、その数分で、このデュオの世界に誘うのです。ノスタルジー溢れるメロディ、ヴォーカルによるたおやかなラスト曲まで、作品は深い余韻を残します。

楽曲がもつ美しさの本質を見つめることから生まれるスピリチュアリティ、感情の機微を描き出す、鮮やかかつ繊細なアレンジ、そして豊かなニュアンスで描き出す演奏。初共演から13年を経てデュオの世界は時とともに深化し、この作品では一つの果実が実った感覚を覚えます。もっとも、そんな形容に二人は、“美しさに向き合ってきただけ” と、笑うのかもしれませんが。

02:このオリジナルは、さながらボサ・スタンダードのよう。
03:タイトルにつながるきっかけとなったこの曲の演奏には、静けさの中にもわき上がるような祈りが表現されたもの。一音一音を切実なまでに奏で紡いだ演奏は、心の深いところを揺さぶってあまりあります。
05,09:躍動感があふれる楽曲たち。平田さんいわく、「サンバのようなリズムの渋谷さんの演奏も、とってもいいから、ここではそんな渋谷さんのピアノも届けたかった」とのことですが、これらもまた、共演を重ねて来たからこそ引き出された一つの魅力と言えそうです。
11:おなじみとなりつつある心を解放するような極上のハワイアン
04,12:渋谷さんの味わい深いヴォーカル