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不定期更新のブログです。バックナンバーもご覧いただけます。

Blog ~バックナンバー~

2024年2月22日(木)ようやく更新しました

しばらくスケジュールを更新しないでおり、ご心配とご迷惑をおかけいたしました…。
長い人生、いろいろありますが、
細々とでも続けて行きたいと思っていますので、今年もどうぞよろしくお願いいたします。

よく一緒に演奏していただいている北沢直子さんのアルバムが、最近の私にとっては最大のトピックです。
中山英二さんリーダーのこのトリオの初めてのアルバムということです。
ベース・フルート・琴という編成自体には何の違和感もなく、このバンドのサウンドと感じ楽しみました。

やはり私にとっては一番近しい、北沢さんの素晴らしいプレイが一番印象的で、
来し方行く末をいろいろと考えてしまいました。
このアルバムでは、北沢さんにしかできない北沢さんの音楽が全開!
それから切り離せないことですが、フルートという楽器の魅力、全開でもあります。
フルートだからできることっていうのかな? フルートなら、こうあってほしい、というのかなぁ

音の粒々一つずつが美しいこと、人の温かい呼吸であること、自由に飛び回っていること、
飛翔感があってわくわくすること、想像つかないところに連れて行ってくれること、
音楽であること…

たとえば、私は松風鉱一さんのフルートが好きでした、それもまた、
かけがえのない松風さんの音楽でした。
アジア大陸の風や、日本の竹藪にふく風を思わせるような音で、一緒に旅をしているようでした。
(いっしょに旅、については同じようなことを松風さんも以前、書いてくれました)

北沢直子さんのフルートはまた全く違う魅力にあふれています。
それに…、思い起こせばあんなに若い時わたしたち出逢った。
あの時から「このひと好き」と確かに思ったものなんだ…。
どうしちゃったんだこの人は? もぉ一体なに?
身の程知らずに言うなら「ばかかコイツは…💕」、みたいなところがいっぱいあった。

いまはまたずいぶん音楽が進んで来られたようで、
ちょっと、わたくしごときが「コイツ」なんて言えるレベルではございませんで、
心から尊敬するとともに、永年一緒に演ってくださっていて、私はとっても誇らしい気持ちです。
(翻って私はどうなんだ、良くなれているのかな…???)
とにかくも、
ふたたび、私という者はどうしようもなく、心の底から、あぁこの人が好きなんだな…ということに気づいた。
なんだか、それは目頭が熱くなるような自覚と感動。

アルバム『濤』ENATONE
bass 中山英二 flute 北沢直子 箏 武田明美
What’sNew record

2023年6月5日(月)「雨あがり」CD評など

ラジオ出演します!! 6月11日ラジオNIKKEI「テイスト・オブ・ジャズ」30分

アルバム『LUZ DO SOL*雨あがり』が1月25日に発売されて、約5カ月が経った。ジャーナルでのCD紹介やCD評が9件(本日現在、私の知る限り。WEB以外)も頂けて、とても嬉しく思っています。

ライターの方々には私のデビュー盤から20年も書いてくださっている長門竜也さん、温かく10年以上も見守ってくださっている村井康司さん杉田宏樹さんもいて、本当に感謝しています。また今回は早田和音さんがライブレポートでもタワーレコードのFreePaperでもとても自然に誇張せず、よく書いてくださいました。ユニットの紹介をしながら今回のアルバムのことも言わねばならないわけで、文字数制限のあるなか最大の賛辞を頂いたと感じています。

勝手ながら~、下記に抜粋させていただきますね。

「オリジナル曲でのリアルな情感表現がそう思わせるのか、全体にしなやかさと郷愁が驚異的に深みを増していく」
「滋味という言葉が本当にぴったりの音楽だ。無駄な装飾は何一つなく、豊かな音だけが心に沁み込む」
「渋谷の心に沁み入るピアノと平田の歌だけで完璧にルース・ド・ソル・ワールド」
「ゲスト松風鉱一のリリカルなプレイがとてもいい」
「共演歴20年を数える平田と渋谷デュオ。カエターノ、ジョビンを選曲しつつ、カーペンターズで知られる②、ノラ・ジョーンズ④、渋谷が枯れた味わいの歌唱を聴かせる日本的情緒の曲⑨も加わり、音楽性を拡張した現在に至っていることがわかる」
「平田王子はブラジル音楽に影響されつつ、決してコピーではないユニークな、そしてとても素直な表現で独自の世界を作り出すミュージシャン」  きゃぁ(≧∇≦)
「喜びや悲しみ、人を想う優しさ、平和への願いなどの温かな情感が溢れた全19曲のライヴ。ここで終わってしまうのはあまりにも惜しいと思える豊かな時間」
「録音は特筆したい優秀録音で、空気感たっぷりの青葉が薫る瑞々しいサウンド」
—————
・Jazz Life 2023年3月号 p.44ライヴ・レポート
・〃    同 CD欄
・タワーレコード「INTOXICATE(イントキシケイト)」#162
・ジャズ批評 #232 (2023年3月)
・ミュージックマガジン(2023年3月)
・CDjornal
・Stereo Sound #226
・Jazz Japan #150(2023年3月)
・The Walker’s#72 (2023年3月)
—————
嬉しい💦
リスナーの皆様の感想もぜひ、私たちにお聞かせくださいね。喜びます。

松風さんにも、この感想をお届けしたかった。
でも松風さんは「人の評価なんか気にすんなよ」と仰るかも。
「そうよね、松風さん。でもさ、CD評とかってじつは結構人目につかないから、せっかく書いてもらったものができるだけ見てもらえる方がいいかと思って。ブログに載せちゃった。自分じゃなかなか言えないしね…こんなことも」
「まぁ、そうかもな」

2023年3月1日(水)ラジオで聞いた

絶賛 新譜発売中!
1月25日リリースLDS5_jkt
「LUZ DO SOL*雨あがり」¥2,970 円(本体¥2,700+税10%)
■発売:disk UNION ■全国の有名CDショップで購入できます(iTUNES は少々お待ちください)
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3月1日 Blog

ラジオを時々かけています。
自然と好きな番組ができたりするんだけれど、いつもは何とも思わない番組でも、
ゲストの話によってすごく面白いことになったりしてる時があります。
そんな時はいつものホストさんの対応も違うので、ホストの新たな一面を知ることになったりします。

先日はなんと同じ日に図らずも、レアな音楽業界の話を2つ聞くことになりました。

1つめは、あるバンドの経験談
メジャーデビューしたんだけど、当時のレコード会社担当の人が凄かった、結果、
体調を崩した(崩すほどに酷かった)。そこで話し合っていったんバンドは辞めて、
インディーズに戻る。お金なくてバイトしながら音楽するのが本当に楽しかったこと、心の底から音楽やりたいと思ったこと、
そして再びメジャーに戻るという経緯。
そんな赤裸々に話していいのかと思うくらいの内容で、聞いてるこちらがドキドキしちゃう。
レコーディングの状況とか周りで支えてくれたエンジニアとか家族とかの話がとてもリアルで、
とくに優しいエンジニアさんの話などは結構あるあるで、場面が手に取るように想像できて身につまされた。
そんな前時代的な話って今もあるんだ~、という素朴な驚き。
若い時だから、そんなオトナに対処できなかったよね、そりゃね。(本人もそう言っていた)
うんうん、そうだよねそうだよねと納得しながら聞いて、なかなか感動的だった!
私からすると、すべては「人」しだい、世の中は「人」の仕事でできてるよね、というような話だった。

2つめは、あるバンドが、自分たちの状況を話してくれた。
バンドが成功しそうだった、そこで急いで会社作った。
現在何から何まで自分たちのカイシャでやっている、とのこと。経理とかも。
バンド作って世に出て行こうというとき、まずカイシャ作ったか、という驚き。
私たちの頃にはそんな発想、無かったよね~
特にジャズメンには無いよね~。(あれ?違う?私の周りだけかな)

私の場合は、いずれとも違う。しかも結構、誰とも違う。
マイペースで行こう。
ほほっ。

2023年1月25日発売です「LUZ DO SOL *雨あがり」、LDS 5!

絶賛 新譜発売中!
1月25日リリースLDS5_jkt
「LUZ DO SOL*雨あがり」¥2,970 円(本体¥2,700+税10%)
■発売:disk UNION
■全国の有名CDショップで購入できます
(iTUNES は少々お待ちください)

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1月25日Blog

新年は、早々からShezooさん企画・脚本・音楽監督による
「マタイ受難曲2023-神と嘘-」を聴きに。
私もよく共演していただいている北沢直子さん(FL)、土井徳浩さん(CL)も出演だし、
歌の大先輩、石川真奈美さんも久しぶりだしで、楽しみにしていきました。
とても良かった、素晴らしかった…。
思うところ、感ずるところ、多いにあり、刺激になりました。

時代とか採算とか聴衆とか、そういうことはやはり度外視して、
人は自分がやりたいと思ったことをやって突き進むのが美しく、そうあるべきだ、
という思いを強くしました。
拙いとか高尚過ぎるとか、そういう問題ではなく。
今回は聴く側にかなり教養を求められた気がする💦けど、
わたしにとっての音楽体験としてはかけがえなく貴重なものとなりました。また行ってみよう。

ボーカロイドの使い方、ヱヴァンゲリストの役割、編成の絶妙さ、コーラスの美しさ、
公演全体の構成。
どれも心に残っています。

2022年12月10日(土)新アルバム、タイトルは「雨あがり」

あれっ
10月以来、ブログを更新していなかったなんて。心の中ではだいぶ書いてきたつもりだった…(笑)

新しいアルバムのタイトルは、
「LUZ DO SOL * 雨あがり」
に決まりました! 私の曲からタイトルになったのはこれで2回目。嬉しいです。

***** 全10 曲です ***********
私のオリジナル3曲:「雨あがり」「グルーミング」「川の流れ」(川の流れは再録)
渋谷さんの曲1曲 :「海の声、山の声」
西尾賢さんの1曲 :「葛の香」
JOBIM      :「Outra vez」
あとは、
入れて欲しいと声の多かった:「レインボーコネクション」
今回もカエターノから   :「私の声、私の人生」
最近よく歌っているノラ・ジョーンズ:「Rosie’s Lullaby」
小野リサさんから     :「ボレロ・カンサォン」
*********************************
昨日、納品になったのです。
何度作っても、納品はとても嬉しい…。やっと本当に完成したんだな、と実感します。
発売ですが、公式には1月からを予定しています。
LIVEでは手売り、始めます!

以前、ジャケット周りに誤植が見つかったことがあって、その時はガッカリしました。
そんな失敗は繰り返さないようにと、今回はジャケット、ブックレットにも細やかに配慮したつもり。
特にブックレットは、いつものデザイナーさんのセンスと、紙質がよく合って(細かすぎ?)
美しく品よく仕上がって気に入ってます。
写真も、人物以外はすべて、iPhoneで私が撮ったものなんですよ~
これが、モノのいいところ。うふふ。

たくさんの方に手に取ってほしいな…。
アルバムのジャケットは、コチラ ↓↓↓↓↓
LDS5_jkt

2022年10月2日(日)LUZ DO SOL5、準備中

前回8月のブログにも書いた通り、6月に渋谷毅さんとのユニットLUZ DO SOL、5枚目となるアルバム制作のために録音をしました。ゲストに松風鉱一さんを迎えて。製作のことを少しこのブログに書いていこうかな。

録音直後の音の残像というか記憶、がすべて無くなってから確認に入ります。全体の音のバランスを取っていくミックスダウンという過程をいま終えたところ。う~ん、終わったのかな。あきらめなさい、という感じもありますけれども。

いつも録音を頼んでいるエンジニアさんとは2007年からのお付き合い。絶大なる信頼を寄せています。そのため、録音現場では時にディレクターでは、というシーンも。素直に聞いちゃう、渋谷さんも私も。

音の仕上がりは、全体には悪くないかな、と思えて来ました。渋谷さん、松風さんにも確認していただいて「音の響きがとてもいい」「クオリティ高いと思うよ」「このアルバム、好き」というお言葉を頂き…恐縮至極。感激しております。

この1週間は、流通させるための各種登録を済ませてました。具体的には、製品番号を決めてバーコードを作るとか、各曲のISRC番号の取得(レコード協会への楽曲登録)、JASRACの楽曲使用に関する申請やら、自作曲の登録(管理事務所に)とか。どれも一つ一つは難しくはないけど、毎日やっているのならともかく、こちらは3~4年に一度のことなのです。復習したり、またはすっかり忘れていたり、やり方が変更されていたりするため、逐一HPなどをよく読んで行わなくてはならないので時間がかかっちゃう。

それから印刷屋さんやプレス業者さんを決める。見積を取ったりしながら比較検討してゆきます。びっくりしたのは、4年前に比べると物価がとてもとても高くなってること! いや~参りました。業者さん選びに本気出してかかっています。

…こういったことは、音楽とはじつに関係がない。私の周囲には詳しい人がぜんぜん居ない。調べながらの事務作業が嫌いな方じゃなくて良かった。ほんと、良かったです。そうでないと一生CD出ない、なんてことにもなりかねません。もっとも、こんな地道なこともやるのが私でございます…天才肌の芸術家はきっとやらないな(苦笑)、と思いながら。

写真も用意しました。これは意外に大変、無いので!

ジャケット、ブックレットの原稿執筆もほぼ終了。全部そろえて、いつものデザイナーさんに渡します。続きは、また。

 

 

2022年8月16日(水)6月にレコーディングしました

渋谷毅さん(Piano)といっしょに演奏するユニットLUZ DO SOL(ルース・ド・ソル)は、これまでに4枚のアルバムを出してきました。いずれも12~13曲収録してるから、もう50曲ぐらいはご一緒に録音してもらったことになりますか。前回は2019年発売だったかな。

LUZ DO SOL#5を創ろう! ということになんとなくなってから久しいのですが、先に先に延ばしてもね~ということで、6月にレコーディングに行ってきました。前作で初めて4曲ゲストで入っていただいた松風鉱一さんには、今回も5曲で参加してもらいました。割合でいうと今回は半分ぐらい。やってもらっちゃいました。

レコーディングの状況っていうのは1作ごとに違っていて、それぞれにドラマがあります…。でも録音はいつもとっても楽しい。それは毎回、間違いない。

録音のことは少しずつ、ここに書いていこうかな。

仮ミックスが上がって来て、これから製作に入ります (笑)  

2022年4月7日(木)解けない誤解

自分の言動や行動が、人の誤解を生んでしまうことがある。

どうして説明したものか、たぶん…ぜったいこう思っているだろうな。でも違うんだけどな…! それをどうして伝えたらいいのか。滅多に会わない人だったりする。説明したい。実はその前にこういうことがあって、それはその流れでこうなったのであって、とか、上手く説明はできるかわからないけれど、あなたが思っているようなことでは決してないのだ、とか。もちろん恥ずかしくて顔から火が出るような自分の失敗の場合もあるけど。

説明や弁解ができないままに、もう一体、何十年と経ってしまった。もうあの人には会えないのか。

2年ほど前にもそんなことがあった。つい先週もそんなことがあって、悶々としている。また新しい何十年が始まってしまうのか。どうする。

ひとつずつ抱えて生きている。

でも人と人とはそういうことの連続なのだよね、きっと。私がとっくに忘れたことを先方では覚えていることは多々、あるでしょう…。わかってはいるけれども伝えたい。そして悪気はなかったし、あなたと縁が繋がらなかったことを、いま私がとても寂しく思っていることも。

2022年2月7日(月)映画音楽「DUNE」2

映画のサントラも出ているのだけれど、ハンス・ジマーはDUNE「スケッチブック」と題して2枚組のアルバムを出しています。。

そうだ、ゴールデングローブ賞(第79回 映画DUNE作曲賞)受賞、おめでとうございます。嬉しいな!

スケッチブックの方を聴くと、サントラは極めて映画用で必要なところだけのダイジェストだとわかります。スケッチブックの方が、イマジネーションを突き詰めていった感じがよくわかって、こちらを聴かないとちょっと勿体ないかな、という印象。

これは映画用というよりは、この仕事を請けたとき作曲家にとってこの長さが必要で、その長さで作ってみることが必要な作業だったんじゃないかなぁ、ということも私には勝手ながら想像されました…。今回の映画を初回観た感想が「音楽が凄かった」であり、映画の内容よりもそんな印象だったことはそれまで無かったので、そのこと自体にも驚いたのですが、使われていたのは、じつにその一部だった。ハンス・ジマーが、DUNEの世界を語ろうと思った時のイマジネーションの展開が、拡がりが、この「スケッチブック」を聴くとしっかりと感じられます。

そして「人々が聴いたことのない、別の惑星の音楽を目指してるんだ」(ご本人談)、みたいなのを何かで読んだ気がしますけれども、よくよく聴いてみると世界民族音楽大全からの引用、みたいなところも感じられるのです。

オーケストレーションと、混声合唱と、シンセサイザーやら機械的な音やら、エレクトリックギターやら。

それに民族音楽あり、お経やケチャみたいなのや、想像の言語や、つまり現代の私たちが聴いているものが混沌ながら全部ある、と言ったらいいのか。なんて言ったらいいのか。DUNEという文学を発展させて映像化・音楽化したときに、このように見事に融合される、というのが楽しくて。

イマジネーションを追っていくことの楽しさ、素晴らしさ。

みんなで作ったんだろうな、その現場の楽しさったら! 想像しただけでも楽しい。あれやらこれやら試してみて、選択したり、して決めていったこともあるんだろうな。至近距離で、試作も全部聴いてみたかったな!

この楽しさは、ヴィラ・ロボスに共通する楽しさだ。こういう楽しさには、もう中に入ってしまってぐるぐる、洗濯機のようにかき回されて翻弄されて楽しむに限る。

音楽のある世界、ヒトとして生まれた歓びだ。

2021年11月20日(土)映画音楽「DUNE」

10代後半からサイエンスフィクションが好きで、「砂の惑星DUNE」はもちろん読んだ。84年公開の映画も楽しみに観たのだけれど、イメージが著しく異なっていて、残念な感じだった。あの時わたしは思ったのだ。思い出した。これはCGとか映画の技術が上がったら、また観よう。それからなんと、30年以上も経っていたとは…!

現在公開中のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督のはどの観点からみても本当に素晴らしかった。改めて原作も読み直しているところ。

これは映画館で観なくては、と思って行って、けれども終わって最初の印象はというと、それは音楽の凄さだった。圧倒的で、もの凄かった!

ハンス・ジマーという音楽監督なのだけれど、私は初めての体験でした。聴いても聴いても、音楽の成り立ちがわからなくて、いったいこれは何の音? 何をどう重ねるとこうなるんだろうとも思うんだけど、それでも全体としてはとても美しく圧倒的で、知らない想像上の惑星のことを素晴らしく表現していたと思う! 

音楽は、どんどん変わっていってしまう。私を取り残して。いえ、ただ一観客として聴いて受け止めればいいのだろうけれど、こんなに大きなものに出逢うと…、いったいこの身の拠りどころをどこにおいたらいいものやら、どうしたらいいのかと、くらくらしてしまう。

ハンス・ジマーという人は、この映画が誕生する前からDUNEが好きで、「私の夢はDUNEの映画を製作することだ」と、監督から依頼があった時に話したということですが、本当に、最高傑作だと思います。おめでとうございます。完全にやられました。惑星いくつかぶんもの大きさでした。はぁ~。

困った。当分の間はこのショックから抜けられそうになく、何をしても「世を忍ぶ仮の姿」として暮らすことになりそう…。音楽にはいろんな体験があるものですね。