2020年5月9日(土)好きなラジオ

文字、動画、音楽については、従来のデバイスを超えて別のデバイスで供給されるようになって久しい。利用者の側からすると選択肢が増えたこと、便利なこと、安価になったことなどメリットが大きいかもしれない。でも、制作側からしてみると、デバイスが変わったときには従来方式では全くうまくいかなくて、形式を変えざるを得なくなったり、従来ルールが利かなかったりして困るのが常だ。何より、「これで、文化が変わってしまう。」と思う瞬間が多いのだ。そして、「いいのか?」と。良き文化は守りたい、という自負を持って取り組んでいる古い人間の一人としては、抵抗を感じつつも、世の流れに逆らえるはずもなく、やらなきゃなぁ、う~ん、しかし待て、加担していいのか? と堂々巡りのようになることが多い。仕事となるとそうも言っておれず、結局は何とか、妥協点を見つけなくちゃいけないわけなんだけど。

あちこちでお話しているように、ラジオが好きだ。でも正直に言うと、話ナシで、どんどん音楽をかけてくれるラジオはもっと好きだ。

勝手ながら利用者として大変ありがたいと思ってるのは、インターネットラジオなのだ。私が好きなのは accuradio で、考えてみればいやじつに毎日、使っている。いまや iPhoneからBluetoothで飛ばしてステレオで聴いている。先日も、作業しながら聴いていたら間違うこともないクララ・ヌネスの声が突然、部屋いっぱいに響き渡った時には、思わず、心躍りました…。

気に入っているポイントはいろいろあるけど一番は、耐え難く嫌な場合でも、その曲を一つ飛ばせること! チャンネルも多い。好きなチャンネルをいくつかfavoritsに入れている。その気になれば世界の音楽がカンタンに聴けるようだ。まだ、その旅に出たことはない、というのは、私が奥手だからなんだ…。どうも音楽をカシコマッテ聴こうとしていけない。最初好きになったときはそんなことなかったじゃないか…もっと違うタイミングで、心にはひたっと入ってくるものなんだよ、きっと…。そろそろ、やってみようかな。

一方で、ストリーミングで音楽を聴く気にはどうも、なれない。これはどういうわけでしょうか?