個性というのは生まれながらのものもあるけれど…それは動物的なというべきもので、たしかに在ると思う。
でもそれ以上に、時間をかけて「育まれるもの」ではないのかと感じています。
育まれるとは、「生来」のつぎにくる「育った環境」もあるでしょう。
でもそれ以上に、育った環境を離れて一人生きてゆくわけで、その時間の方が人生はずっと長い。
その人がどう感じて、どうしたいか、それが積み重なった時に、結果として現れて、それがだんだんと個性のようになっていくのではないかしら、と思う。
何が心に響いて、何が好きで、何を大切にしたいか。
それははっきりするとしても、何に違和感を感じるか。違和感、これが意外に重要で、これはちょっと違うなぁ、とほんの少しそこで角度が変わったとしても、10年経ってみるとずいぶん違う方まで来ちゃっている。
そして来ちゃった先には、なんとなく、どこか共通の感覚を持った人が何人か居たりする、、、不思議さよ。